Vol.20
世界の銀貨名品
Vol.202031年6月1日

世界の銀貨名品

世界の銀貨名品 — 美術性・希少性・収集の醍醐味

中華民国大頭・モルガン銀貨・ライヒスターラー——世界の銀貨名品を美術性・希少性・収集の観点から解説する夏号。

50 pages/7 articles
Editor's Letter

銀貨の魅力は、金貨とは異なります。銀は流通した——人の手から手へと、商取引の現場を旅した。 その旅の痕跡が、グレーディングの対象であり、収集の醍醐味です。

In This Issue
  1. 01

    銀貨の歴史的変遷——交易・帝国・美術の交差点

    人類が銀を貨幣として採用した歴史は、紀元前7世紀のリュディア(現代のトルコ西部)に遡ります。ただし純銀の貨幣として体系化されたのは、紀元前480年代以降の古代ギリシャ・アテナイです。アテナイのラウリオン銀山から産出された純銀は、フクロウを意匠としたテトラドラクマ銀貨として鋳造され、地中海全域の交易通貨として機能しました。

  2. 01

    世界銀貨の名品——10選

    モルガン銀貨・マリア・テレジア・ターラー・袁世凱大頭・明治一円銀貨・メキシコ8レアル——世界の銀貨の名品10選を解説します。

    Rare Coin Auction Editorial/8 min read
  3. 02

    名品解説——マリア・テレジア・ターラーから米国モルガンドルまで

    世界の銀貨の中でも特に収集家の関心を集める名品をいくつか取り上げ、その背景・希少性・市場での評価を解説します。

  4. 02

    Specialist Voice — 「銀貨市場の現在地」

    金銀比価の変動・中国コレクター市場の台頭・MS品への集中——銀貨市場の現在のトレンドと今後の展望を専門家が語ります。

    中島忠雄(仮名)/6 min read
  5. 03

    ある委託者の物語 — 銀の道

    商社勤務時代に各国で集めた貿易銀貨のコレクションを委託した男性の話。銀貨が「交易路の証言者」だという発見が、コレクションの見え方を変えた。

    Rare Coin Auction Editorial/5 min read
  6. 03

    銀地金コインとコレクターコイン——違いと選び方

    銀コイン市場は、大きく「銀地金コイン(バリオン)」と「コレクターコイン(希少貨幣)」の2つのカテゴリーに分かれます。この違いを理解することは、収集の目的を明確にするうえで不可欠です。

  7. 04

    日本の銀貨——天保一分銀から明治一円銀貨まで

    日本の銀貨は、その独特の形状・素材・歴史的背景において世界のコイン収集の中でも特別な位置を占めます。幕末・明治の変動期に発行された銀貨は、日本の近代化と開国の歴史をそのまま体現しています。