Vol.02
貨幣という旅
Vol.022026年12月1日

貨幣という旅

貨幣という旅 — 来歴と継承

コインは人間の移動より先に世界を旅していた。古代地中海から明治の旧二十円金貨まで、来歴という概念が市場でいかに価値を生むかを問う号。

52 pages/5 articles
Editor's Letter

旅するコインが手元に届いたとき、あなたはその旅の最後の停留所です。 でも同時に、次の旅の出発点でもあります。

In This Issue
  1. 01

    移動するコインの話

    コインは、人間の移動より先に世界を旅していました。ローマの金貨が絹の道を東へと渡り、インドの港に流れ込み、漢の商人の手に渡った。

    Rare Coin Auction Editorial/5 min read
  2. 02

    Specialist Voice — 「古代コインの語る地中海」

    アレクサンドロス大王のドラクマ銀貨を初めて手に取ったとき、この貨幣がアジアに達した遠征軍の兵士たちの給与だったという事実が、物質として伝わってきました。

    上原玲子(仮名)/6 min read
  3. 03

    ある委託者の物語 — 旅した人

    元航空会社勤務・老嶋昌彦さんは、各国の空港で少額のコインを数枚ずつ持ち帰ることを30年間続けていた。退職後に整理を始めたとき、棚に眠っていたコインの数は700枚を超えていました。

    Rare Coin Auction Editorial/5 min read
  4. 04

    貨幣改革と鋳造の歴史

    明治4年の新貨条例は、日本の貨幣史における最大の断絶のひとつです。金本位制に基づく統一通貨「円」が誕生し、幕府時代の旧通貨体制は終わりを告げました。

    Rare Coin Auction Editorial/6 min read
  5. 05

    コレクターへの問い

    コレクションを「持つ」ということと、コレクションを「理解する」ということは、異なる行為です。一枚ずつのコインが何を意味し、なぜその1枚がコレクションの中にいるのかを語れるか。

    Rare Coin Auction Editorial/3 min read